#英哉のそもそもなんぞや男塾 【てんかん薬の不合理な世界】
(The mad world of epilepsy drugs)の要約である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この20年間で難治性てんかんの治療薬は10以上も承認されている。難治性てんかんの新薬laco...
#英哉のそもそもなんぞや男塾 【てんかん薬の不合理な世界】
(The mad world of epilepsy drugs)の要約である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ この20年間で難治性てんかんの治療薬は10以上も承認されている。難治性てんかんの新薬lacosamide(Vimpat)は間もなく発売になるし、さらに多くの新薬がすぐに入手可能となりそうである。
しかし、難治性てんかんの新しい治療を評価するやり方はますます疑問のあるものとなっている。それらの新薬は既存のてんかん治療薬への上乗せ効果を、既存の治療薬との比較ではなくプラセボと比較され、プラセボに優るものとして販売承認されているのだ。 患者は一般的に16週間フォローされ、発作の減少率を主要な効果として評価される。しかしながら、その評価結果は毎日の臨床の意思決定にはほとんど役にたたない。比較は他の治療選択肢とではなくプラセボとなのであるし、短期間の発作回数減少は長期慢性症状においての結果を評価するには不十分である。これらの研究の体系的なレビューは効果と認容性の証拠を補強するけれども、一方の薬が別のものより優れていることを証明することができないのである。
本当は、既存の標準治療薬と発作回数の減少(理想的にはけいれんからの解放)だけでなく、生活の質(quality of life)・費用対効果を含む他の切実な成果を比較した長期の実用的な臨床試験が必要なのだ。現在多数の難治性てんかん発作の薬が入手可能なのに、プラセボとの比較で評価し薬を開発し続けることは許すべきではない。
規制当局や製薬企業は臨床的な決定をくだす際に役立つ臨床試験に着手する責務があり、評価方法をを変えねばならない。公共の資金で臨床試験を行う独立した研究者達もそうしたエビデンスを提供する責務がある。これらの問題に取り組まなければ、薬の選択肢は増えても実際に何を選択するかについてのエビデンスがほとんど無いということになる。その結果、処方する究極の決定因子は信頼できるデータなどではなく、製薬会社の販促活動の成果ということになってしまう。
lacosamide 在 コバにゃんチャンネル Youtube 的最佳解答
lacosamide 在 大象中醫 Youtube 的最讚貼文
lacosamide 在 大象中醫 Youtube 的精選貼文