「映画は鬱であればあるほど、バッドエンドであればあるほど好き。ハッピーエンドなんてつまらない」と話したら心配された。 #sahofilm . 『あの夜、マイアミで』 マルコムX、モハメド・アリと改名する前のカシアス・クレイ、ジム・ブラウンサム・クックというアイコン的存在が集まったマイアミでの一夜を描く群像劇。ほぼワンシチュエーションの会話劇、私好み👏🏻同じ方向を向いてるようでありながら徐々に明確になるそれぞれの立場や考えの違いや、公民権運動が大きなムーブメントになる前夜の様子がとても興味深い。スポーツ、音楽、政治活動と違う世界で活躍する彼らは、同じ黒人でも差別との向き合い方や生まれ育ってきた環境も違う。黒人間での格差の話はあまり考えたことがなかった…。同じアイデンティティを持つものが意見をぶつけ合う、その関係性がとてもよかった。 #ある夜マイアミで . 『アルプススタンドのはしの方』 "しょうがないって言うのやめて" 好き！！！エモの極み！！！😭野球版”桐島”。青春の大舞台、その端の方で展開する脇役たちの物語。勝手に失恋したり、野球知らないのに強制的に応援させられてたり、どうしようもなく勝てない相手がいたり。。。これぞ青春！を終始観させられすぎて、もはや胸焼けしてくるような映画だった。 #アルプススタンドのはしの方 . 『聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実』 “目も耳も心も、大きく開いて世界を見なさい" キャスト豪華すぎん？？それだけでも評価爆上がり🔥日本人なら聞いたことのある山本五十六の物語。三国同盟、ミッドウェイ海戦、ガダルカナル辺りにスポットを当てていて、きちんと説明もしてくれるので当時の国勢も分りやすい。劇中で言われる「戦はやってみなければらわからない」という言葉が恐ろしくて恐ろしくて。。。戦場を知らず、行かず、安全な場所で指示だけしている内閣のそんな試してみようみたいな軽々しい気持ちで何万人の命が失ったんだよね。もし山本五十六が戦死していなければ、日本もっと違う形で終戦を迎えられたのでは…と思ってしまった🤔 . 『ミッドウェイ』 豊川悦司、浅野忠信、國村隼と演技派の日本人俳優も出ているので安心して観られた。兵士をあくまで”人間”と描いており、日本へのリスペクトも感じられる。アメリカ側から見たミッドウェイを描いているんだけど、「これ日本映画？」って思うときがあるほど、とても丁寧に日本側のことも描いていてびっくりした。ミッドウェイ海戦は情報戦だったんだなぁ。戦闘シーンも迫力たっぷりで、エンタメ映画としても高得点💯 #ミッドウェイ . 『すばらしき世界』 “私たちっていい加減に生きてるのよ” 人間は多面性な生き物なのと同じように、物事は白黒では計れない。怒りと冷静さ、冷たさと温かさ、物事の良い面と悪い面の両極をあぶりだした今作は間違いなく一級品。“普通”に生きているように見えて、私たちは案外いい加減に生きていたのかもしれない。“いい加減”に社会に合わせて生きていくのか、それとも三上のように“真面目”に自分らしく生きていくのか。果たして正しいのはどっち？この世界には、社会からはみ出した人間を徹底的に排除するシステムがあれば、そんな彼らを優しく包み込み理解してくれる人たちもいる。三上が本当の“すばらしき世界”に気づけたことを祈るばかり。 #すばらしき世界