【三年前の記事】 種と農薬と有機肥料と。 こどもたちにはより良いものを食べさせてあげたい。 親ならば、そう思って当然だと思いますが、ここでも落とし穴というより、ただあなた方が知らないだけという事があります。 せめて最低限の知識を得てから、無農薬が良いとか、自然農法が良いとかの指標にしてくれって思います。 野菜について。 まずは種。 大きく三つに分かれます。 在来種 F1種 遺伝子組み換え種 この三つの違いについては、もう知っている程で話を進めます。 今の種の絶望的なのが、まずは種に放射線やワクチンで消毒をしていること。 それがいかにやばい事かは想像しやすいと思います。 次に農薬。 農薬についても皆さんやばいと認識はあるので 大きく三つに分かれます。 有機リン系 ネオニコチノイド系 グリホサート系 この三つの違いについても 皆さんもちろん知っている程で話を進めます。 ちなみに虫コナーズとかは有機リン系ですので、もし使っている方はずっと浴びていることになっていますので、やめたほうが良いですよ。 最後に、有機肥料の良し悪しについて。 なぜか、種や農薬には関心が高いのに、有機となると安心している皆さん。 何を持って安心だと思っていたのか、教えていただきたい。 有機栽培とは、何を持って有機がつくのか。 まずは定義から。 定義を知らずに話をする事は出来ない。 化学肥料や農薬にたよらず、家畜小屋の糞尿(ふんにょう)・敷きわらや堆肥(たいひ)など、動植物質の（＝有機）肥料で、安全かつ美味の食糧を作る栽培（法）。有機農業。オーガニック。 これが定義のようです まず、有機という言葉に騙されてはいけません。オーガニックなら安全、安心か？ その有機を謳っている所はどんな動物のどんな糞尿などを使っているのでしょうか？ 遺伝子組み換えでない事は前提として、 例えば現在の家畜の飼料は大体が輸入。 遺伝子組み換え作物であるトウモロコシなどを使っていますが、ではこれを食べる牛や豚や鳥は果たしてどんな影響があるでしょうか？ 人間が食ったらやばいというやつを家畜は食べても良いのでしょうか？ それらで育った家畜の糞尿はどうでしょうか？ 遺伝子組み換え作物でなくても、すでに遺伝子組み換えによって育った遺伝子組み換え家畜もも言えますね。 それらが元に野菜が出来たとしたなら？ 有機は安全と言えるでしょうか。 次に、牛は元々草を食べます。 そのために胃袋が四つあります。 ですが、昨今の飼料は全く消化されませんので、胃袋は常に炎症を起こしています。 もし病気になって、周りが感染してそれこそみんな共倒れになったら商売になりませんので、抗生剤やワクチンを人間では考えられないほど打ちます。 そして、霜降りが好きなカスな人間のためにホルモン剤もうたれます。耐性ができたらさらに強力な抗生剤等を打つ。 そんな異常な事をされまくった家畜達は正常と言えるのでしょうか。 そして、それらの肥料が正常と言えるのでしょうか。 糞尿は産業廃棄物です。 これらが循環されるなら、もちろんそれは素晴らしい事です。 ですが、もっと知ってください。 習慣的に抗生剤を打たれまくった糞尿は悪玉菌だらけである事。 そして、現在の有機農法の基本は 糞尿を、3週間、75度でバイオ処理したものを堆肥として撒いている事を。 実際に、完全な堆肥(完熟した無害なもの)にするには 3週間、75度でやっても、たったそれだけの日にちではできません。 そして、その粗悪な肥料で作られた野菜には、硝酸性窒素が多く含まれてしまいます。 硝酸性窒素の多い野菜はニトロソアミンを作り出す原料となり、農薬以上に危険なものとなる場合があります。 ちなみに、野菜は硝酸性窒素を放出すると虫が寄ってきます。虫食いの多い野菜は土が良くないとも言えます。 そして、減農薬の嘘。 あれはただ、農薬を巻く回数が減らしているだけで量は関係ありませんので、減らす分強力な農薬をアホほど撒いている場合があります。 他にもたくさんあるのですが、まずはこれくらいの知識は身につけてください。 野菜に本当に気をつけるのであれば、やはり自分が知るという事が大切になってきますよ。 それが、自分だけでなく家族を守る事にも繋がりますからね