1955年の秋にいのくまさんは船でサンフランシスコに到着。そこで知り合った人物の車でアリゾナを通ってサンタフェに行く。ニューヨークへはサンタフェから空路で。猪熊弦一郎という画家を知り 彼がどういう人生を歩んできたのかを知る資料が ぼくには画家自身が綴った『私の履歴書』と『画家のおもちゃ箱』しかなかっ...
1955年の秋にいのくまさんは船でサンフランシスコに到着。そこで知り合った人物の車でアリゾナを通ってサンタフェに行く。ニューヨークへはサンタフェから空路で。猪熊弦一郎という画家を知り 彼がどういう人生を歩んできたのかを知る資料が ぼくには画家自身が綴った『私の履歴書』と『画家のおもちゃ箱』しかなかった。そこに書かれているのは冒頭の情報だけ。でも あれほど親しく交流していたというイームズとはいつ会ったのだろうか? イームズに会っていれば ジラードにも会っているはずだ。いつかそういうことが知れたらいいなと ずうっと思っていた。いのくまさんはサンタフェに出発する前にロサンゼルスへ移動している。そう教えてもらってようやく1本の線が繋がった。イームズ邸にサンタフェに向かう前に寄ったのなら 彼がいのくまさんにジラードを紹介しないわけがない。1955年に猪熊弦一郎はアレキサンダー・ジラードに会ったのだろうか。昨日の夜にテッちゃんの新しいギャラリー〈Elephant Gallery〉 @eh_gallery でぼくが話したのは 妄想を多分に含んだものだった。この地図は1955年にいのくまさんが使っていたアメリカ地図だ。いろいろ書き込みがある。そこから読み解けることはたくさんあるはずだ。まだまだぼくの妄想は膨らみ続けるだろう。果てしのないいのくまさんの話。トークには〈旅ベーグル〉のマイスクリームがついていて ぼくもご馳走になった。遠くからこんな妄想話につきあってくれる友人たちも来てくれた。会場には〈MIMOCA〉で過去に開催された展示の告知ポスターが飾られている。いい夜だったなァ。ありがとうございます!
#わたくしの好きないのくまさん